胴ベルト型使用上の注意事項
胴ベルト型墜落制止用器具使用上の注意事項
6.75mを超える箇所では、フルハーネス型の使用が義務付けられています
高所作業における、墜落による危険を防止するために使用する墜落制止用器具は、フルハーネス型が原則です。ただし、高さ6.75m以下で、墜落時に作業者が地面に到達するおそれのある場合は、胴ベルト型の墜落制止用器具を使用することができます。
●一般的な建設作業の場合は5mを超える箇所、柱上作業などの場合は2m以上の箇所では、フルハーネス型の使用が推奨されています。
作業床の高さとショックアブソーバに表示の落下距離をご確認ください
必ず、ショックアブソーバに表示されている落下距離をご確認のうえ、ご使用ください。
フックの取付位置を高くするなど、落下距離を短くする措置をとってください。
●ランヤードのショックアブソーバに、標準的な使用条件における落下距離が表示されています。ご使用前にご確認いただき、表示の落下距離を考慮してご使用ください。
●アンカーに水平親綱などを利用する場合は、水平親綱のたわ(撓)み量を加算して十分な落下距離を考慮してください。

ランヤードの使用可能質量をご確認ください
ランヤードのショックアブソーバに表示されている使用可能質量以下でご使用ください。
●使用可能質量は、着用者の体重と装備品の全ての質量を合計した最大値です。
ランヤードの種類をご確認ください
胴ベルトに接続するランヤードは、種類「胴ベルト型」と表示されているものをご使用ください。
●胴ベルト型のランヤードは、第一種ショックアブソーバ付きのタイプ1ランヤードです。
B環(D環)が、横か斜め後ろになるように装着してください
B環(D環)の位置を腰骨より前側にすると、墜落制止時に背骨に負担がかかり、身体に損傷を及ぼす場合があります。

●B環(D環)は、B環(D環)とロープの連結状態が確認できる身体の横か、斜め後ろに位置するように取り付けてご使用ください。
表示されている最大自由落下距離以下でご使用ください
手すり高さ0.85mより低い位置にフックを掛けて使用されますと、ショックアブソーバに表示されている最大自由落下距離を超え、ショックアブソーバの性能を超えますので、身体に損傷を及ぼすおそれがあります。
補助ロープを併用した2丁掛けの注意事項
補助ロープは移動時の掛け替えにのみご使用ください。墜落制止用ではありませんので作業時の使用はできません。
●作業時には、必ず墜落制止用のランヤードに掛け替え、補助ロープは構造物から外してください。
●補助ロープとは、移動時において、主となるランヤードを掛け替える前に移動先の取付設備に掛けることによって、絶えず作業者と取付設備が接続された状態を維持するための短いロープまたはストラップです。補助ロープにはフックに「補助ロープ」と表示がありますのでご確認ください。

同一メーカーの製品を組み合わせてください
異なるメーカーや型式のものを組み合わせて使用すると、十分な強度や機能が得られない場合があります。
胴ベルトは腰骨の位置に締めてください
胴ベルトは腰骨の位置で、墜落制止時に足部および胸部へずれないように確実に装着してください。


一度でも大きな荷重が加わったものは使用せず廃棄してください
外見上の変形がなくても、一度でも大きな荷重が加わったものは、再び落下すると衝撃荷重が大きくなり、身体に損傷を及ぼすばかりか、墜落制止できないおそれがあります。
●一度でも大きな荷重が加わったものは、ランヤードを含む胴ベルト型全体を廃棄してください。
ランヤードは堅固な構造物に取り付けてください
ランヤードは構造物からフックが抜けたり、破損したりするおそれがなく、墜落制止時の衝撃荷重に十分耐える堅固なものを選んで取り付けてください。


●電灯線等弱い構造物に取り付けると、墜落制止時の衝撃荷重で構造物が破損し、墜落する危険性があります。
●端部が開放されている構造物は、フックが横から抜け落ちる危険性があります。
構造物側フックをステップボルトに掛けないでください
墜落制止時にフックが曲がったり、抜けたり、ステップボルトが折損し、重大事故になる危険性があります。

フックが滑り落ちるような箇所に取り付けないでください
支柱に滑り止めとなる横棒のない枠組み足場の手すりや、斜めの構造物など、フックが取付位置から滑る箇所には取り付けないでください。墜落制止時に滑り落ちたフックが破損するおそれがあります。また、フックが滑り落ちることによって落下距離が長くなり、地面などに衝突するおそれがあります。

屈曲としごきが加わる使用はしないでください
特に、さつま編込部やさつま編込部際に過度の屈曲としごきが繰り返されると、さつま編込部に型崩れや緩みが生じ抜ける場合があります。また、縫製部・縫製部際も縫製部保護チューブなどが破損し、縫製部の強度低下につながります。

フックは腰より高い位置に取り付けてください
胴ベルト型はフックの取付位置が腰よりも低い場合は使用できません。
腰よりも低い位置に掛けた状態で墜落制止した場合、衝撃荷重が大きくなり、身体に損傷を及ぼすおそれがあるばかりか、ランヤードが切断する危険性があります。

ランヤードは鋭い角に触れないようにしてください
ランヤードは鋭い角に触れる危険性のある場所を避けてご使用ください。ランヤードが墜落制止時に鋭い角に触れると切断するおそれがあります。
●やむを得ない場合は、構造物に丈夫な布などの保護材を巻いて養生してからご使用ください。

ランヤードは振り子状態にならない位置に取り付けてください
ランヤードは墜落時に振り子状に動いて障害物に衝突するような場所を避けてご使用ください。

フックは構造物に正しく掛けてください
フックは墜落制止時に折れ曲がったり、外れ止め装置および安全装置に荷重が加わらないようにご使用ください。(フックの形状と掛け方は一例を示す)
| 直接掛け | 回し掛け | 穴掛け | |
|---|---|---|---|
| 正しい掛け方 |
|
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|
| 誤った掛け方 |
|
|
|

・誤った掛け方をすると、外れ止め装置や安全装置がねじられたり部材で押されたりしてフックが取付部から外れたり、フック本体が変形して墜落するおそれがあります。
・フックが正しく掛っているか(外れ止め装置の閉じ・安全装置が構造物との接触で押されていないか等)目視で確認してください。
・フックの主軸の方向と、墜落制止時にかかる力の方向が一致するように取り付けてご使用ください。
垂直・水平親綱の1スパンを利用する作業者は1名としてください
墜落制止時に友引き状態になり、他の作業者も同時に落下するおそれがあります。

胴ベルト型に体重を預けないでください
体重を預けると胴ベルトおよびランヤードが損傷して強度不足になったり、バランスをくずして落下する場合があります。
●体重を預ける作業には、別売りのワークポジショニング用器具を併用してください。

フックハンガーをD環の代わりに使用しないでください
フックハンガー(またはランヤードホルダー)はフックをつり下げるためのものです。フックハンガー(またはランヤードホルダー)をD環の代わりに使用した場合、墜落制止時にフックハンガーが外れたり、壊れて重大事故になる危険性があります。

酸(バッテリー液など)・アルカリを付着させないでください
ベルトなどの合成繊維部品は、酸・アルカリで溶解してベルトなどの強度が低下し、十分な強度が得られず、墜落制止できないおそれがあります。
●塗料などの汚れを取る場合には、強度低下をまねく溶剤は使用しないでください。
高温部に近づけないでください
ベルトなどの合成繊維部品は、熱によって溶融して強度が低下し、十分な強度が得られず、 墜落制止できないおそれがあります。

分解・改造しないでください
分解や部品の取り外し、他の部品の組み込みなどの改造をすることは墜落制止用器具としての性能を十分に発揮できないばかりか、重大事故になるおそれがありますので、絶対におやめください。
また、分解・改造された製品の性能は保証できません。
●ショックアブソーバはカバーを外したり、カバーの上からテープを巻き付けないでください。また、ランヤードから絶対に外さないでください。

墜落制止用ですので他の用途には使用しないでください
スリングベルトなどの資材をつり上げる用具に代用するなど、他の用途で使用しないでください。

屋外に放置しないでください
ベルトなどの合成繊維部品は、紫外線によって強度が低下します。
耐用期間をご確認ください
使用頻度、使用環境や保管方法によって異なりますが、使用開始年月からランヤードは2年、ハーネスなどランヤード以外のものについては3年をめやすとして新品と取り替えてください。。
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